食材セットの命とも言える「タレ」。今回はHSフーズプランの食材キットに入っている、オリジナルのたれを製造してくださっている「株式会社アピタ」さんをご紹介します！

「株式会社アピタ」は昭和５９年創業、高知市のタレ専門メーカーです。業務用を主とした和・洋・中の種類は、450種類以上でその9割がオーダーメイドだそうです。南は沖縄県から北は北海道まで、スーパーのお惣菜部門やお惣菜専門店にオリジナルのタレ・調味料を提供しています。

桜が散り始めた2019年4月12日、コープしこく担当者が食材セット会議のメンバーとともにお邪魔しました。

専務（2020年7月現在　取締役社長）の佐井さんが笑顔で

出迎えてくださいました。ご多忙な中、松山市で行われる月１回の食材セット会議にはほぼ毎回出席してくださるバイタリティ溢れる方です。

まず入ったコンピュータールームは「撮影禁止」。企業秘密です。この部屋でどのタレをどれだけ作るかをコンピュータに入力し、レシピどおりに材料を計量し準備します。良く使う材料は、大型タンクに貯蔵し、蛇口をひねると取り出せるようにしています。

計量が終わると、写真に写っているように、混ぜ合わせていきます。小型のタンクで150ｋｇタレができます。そういったタンクが7台あって、手で混ぜるもの、機械で混ぜるもの、タレの種類や、量によって変更しています。

おいしくな～れ！おいしくな～れ！と願いを込めて混ぜております!(^^)!

タレができると、この機械が規定通りの量で小袋に包装し、冷やします。

取引先の注文に応じて、小回りがきくように、日々、何十種類ものタレをつくっています。

訪問して、ビックリしたのは、この場所に工場がたって15年ぐらいは経過していますが、とてもきれいだったことです。常に衛生面に気を付け設備を使用し、清掃に気を付けているのが良くわかりました。

当然、製造のかたも製造終了後の清掃はしていますが、設備内の専属清掃員のかたが1人、常に清掃しているとか！道理できれいなわけだ！！と感心しました。

設備を見て、組合員さんへ安心安全でおいしいタレが必ずお届けできると確信しました。

佐井さんにインタビューしました！

Q.たれづくりで苦労している点はなんですか。

A.美味しく食べていただけるよう隠し味なども入れていますので、どうしても材料が多くなり製造に時間がかかってしまうことです。

Q.タレへのこだわりを教えてください。

A.なるべく添加物を使いません。家庭の味を再現することを心掛け、「いつでも簡単に美味しいメニューが作りたい」とお考えの皆様の手助けができるよう心がけています。

Q.組合員さんに伝えたいことはありますか。

A.親が「子供に食べさせても大丈夫」と安心して思っていただけるような食材や調理方法でお作りしたいと考えています。食材本来の味を楽しんでいただけますよう家庭的な味付けを心掛けていますので、ぜひご賞味いただければと思います。

食材キットの「タレ」ができるまで

完成後も組合員さんのご意見なども参考に適宜、内容を変更・改良しています。「南瓜と厚揚げのそぼろあん」でおなじみの「鶏そぼろあん」は、2019年初めに「唐辛子が辛くて子供が食べられなかった」というご意見をいただきました。アピタさんで唐辛子抜きのそぼろあんを作っていただき会議で現行品と食べ比べをし、結果唐辛子抜きのそぼろあんに変更しました。

このように手間暇かけてできたタレに2019年5月、新しい仲間ができました！！

その名は「黒こしょうだれ」。スパイシーな香りと深い旨味がちょっと大人の味かも。

「子供も食べれる味」が欲しいという組合員さんのお声を大事にしつつも、大人向けのメニューも充実させたい！！

ということで生まれました。

2020年9月3回　「国産ほたての黒こしょうバター炒め」、2020年年9月5回　「牛肉と千切りじゃがの黒こしょう炒め 」を予定しています。暑い時期にピッタリな一品をぜひ一度お試しください！

食材セット編はこちら　↓

http://www.coopshikoku.gr.jp/pickup/127.html