第6回は、「コープラン生いも板こんにゃく」「コープラン生いも糸こんにゃく」です。
おでんや煮物、すきやきや肉じゃがなど、これからの季節には欠かせない商品ですよね!
1.こんにゃくとは
こんにゃくは、「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物の球茎を加工して作られます。
こんにゃく芋の原産はインドシナ半島といわれています。日本に来たのは、縄文時代にサトイモと一緒にやってきたとか、仏教とともに中国からやってきたとか言われていますが、定かではないそうです。
2.こんにゃく芋ができるまで
「蒟蒻」は、葉に傷がつくだけでも病気になってしまうほど非常にデリケートな植物です。そのため、強い日差しや干ばつ、水はけの悪い土地ではうまく育ちません。
「コープラン生いもこんにゃく」の主な産地は、吉野川の南岸にある美馬郡つるぎ町です。こんにゃく栽培に適した土壌とは、水はけがよく、砂状(石も少し混じっていて、土の中の通気性がよく酸素があるのがベスト)であること。そのため、みなみさんの自社農園は、山の斜面を利用した段々畑になっています。
(結構急な斜面です)
加工するまでに3年かかります!
まず、春(5月頃)に種芋を植え、秋(10~11月頃)に一度堀り上げ、貯蔵します(1年生)。それを、また次の春に植え付け、秋に堀上貯蔵(2年生)。そして次の春に植え付け、秋に収穫したもの(3年生)がようやく加工できるこんにゃく芋となります。
またこんにゃく芋は、収穫後の温度管理に注意が必要です。風通しのよい場所で乾燥させ、気温の高くなる夏場は冷蔵室で保管します。
1年生・・・直径約3㎝。 3年生・・・直径約20㎝程度までに成長。
こんにゃく芋の一生は約4~5年です。3年以降はあまり大きくなりません。
(株)みなみさんの栽培のポイント三箇条
1.健全な種芋
2.通気性のいい土づくり
3.手間暇かけた手入れ
3.こんにゃくの製造工程(板こんにゃく)
①こんにゃく芋を水で洗って皮をむきます。
(こんにゃく芋を洗っています) (洗ったこんにゃく芋)
②蒸し器で蒸した後、つぶします。
(蒸したこんにゃく芋)
③水酸化カルシウム(凝固剤)と混ぜます。
④原料を型に流し込んで約10時間加熱します。(「缶蒸し製法」)
缶蒸し製法とは・・・缶の中で時間をかけてゆっくりと温度を上げて炊き上げる製法です
⑤カットして包装します。
⑤殺菌のため、再度加熱します。
お湯を使うので、工場内はすごい熱気です。暑い中の作業になります!
4.昔ながらの味と製法にこだわった「コープラン生いも板こんにゃく」「コープラン生いも糸こんにゃく」
・こんやく芋を粉にした精粉を使った低価格商品が一般的ですが、生芋の産地や製造方法にこだわりました。生芋を100%使用したこんにゃくです。
・板こんにゃくは、缶蒸し製法で作ることにより、歯ごたえのある味しみのよいこんにゃくとなります。
栽培から製造までこだわって作っている「コープラン生いも板こんにゃく」「コープラン生いも糸こんにゃく」です。使ったことのある人もない人も、ぜひ使ってみてください。