今回ご紹介するのは、「タイ産 無農薬栽培 ホムトンバナナ」です。
今年でタイ産 無農薬栽培 ホムトンバナナが企画されて25年になる記念の年になります。8月には、果物バイヤーが25周年式典に出席するためにタイへ行き、現地の生産者とも交流をしてきました。
そんな長い間、組合員さんから愛されるバナナのこだわりをご紹介します。
1.パシフィックトレードジャパン(PTJ)のホムトン・バナナ
1993年にお客様のご要望で農薬を一切使わないバナナの産地開発をタイ王国で開始。
1994年4月に第一回出荷がスタートし、大阪の生活協同組合へ供給。
現在では各生活協同組合や健康食材を取扱う団体、その他、健康食品店へ供給。
2015年2月、現地に直営パッキングハウスと 自社農園を開設。
2.ホムトンバナナの産地
タイ王国(THAILAND)です。
タイ王国、通称タイは、東南アジアに位置。 東にカンボジア、北にラオス、西にミャンマーとアンダマン海があり、 南はタイランド湾とマレーシアである。 国土はインドシナ半島の中央部とマレー半島の北部を占めている。首都はバンコク。
1. トンカワット農園経営農民会 (208名)
2. バンラート農協 生産者数 (56名)
3. チュンポン県ホムトンバナナ生産組合 (91名)
4. タムシンバナナグループ (44名)
5. ターセバナナ生産農民会 (77名)
6. ナーサーン農協 (33名)
7. チャイヤプームバナナ生産組合 (44名)
(生産者合計 553名)
8. PTJ自社農園
3.生協のバナナ(タイ産)
・グロスミッシェル種 (Gros Michel)
個々の生産者が個人の農園で 農家が栽培している
一切農薬は使わない(入港時に燻蒸される場合があります)
皮が薄く傷みやすいので日持ちがし ない
生産規模が小さいので無農薬栽培ができる。病気が発生しても別の農園に広がらないが生産量がなかなか安定しないのが悩み。
世界には300種類以上のバナナがあるそうです。生食用と料理用にも分けられるようです。
4.ホムトンバナナ栽培
房の間まで丁寧に洗浄されているそうです。
【タイから日本へ】
各産地で収穫梱包されたバナナは13.5℃で 温度保管
輸出コンテナが各作業場へ回って積載
バンコクの輸出港へ移動しそのまま日本へ
産地を出港してから日本の港まで約二週間
入港してから植物検疫を受ける
虫や虫の卵などが見つかった場合は青酸ガ スでくん蒸(成分の残留はありません)
その後、各単協のセンターから組合員さんのお手元にバナナが届いています。
私たちが食べているバナナは、手元に届くまでに約1年近くかかっているのですね!それも新発見でした。その間、丁寧に育てられているのがよく分かります。
また、組合員の皆さんがタイ産 無農薬栽培 ホムトンバナナを利用することによって、農家はバナナを栽培することで収入が安定し、組合員さんへバナナを安定供給することができます。このお互いの関係を深め、次の世代へバトンタッチすることが今後益々求められてくると思います。
「美味しく食べて」「一緒に成長」していける、そんな関係を築ける生協らしい商品です。ぜひ、お試しください!